HATRIX

ニューヨークの旅


1981年22才、ニューヨークに旅行したときの写真が久しぶりに見つかった。7月から10月まで滞在していた記憶を思い出すと、今よりも倍高かった1ドル=250円程度していたが、しかしハンバーガーをほおばりながら毎日のように散歩を楽しんでいた。
25年前なのではっきり思い出せないが、おそらく縦の一番街から十番街や横のストリートもくまなく歩きまわったはずだ。
ダウンタウンの安ホテルに数日間泊まったり、転々と友達のアパートに転がり込んだり、最終的にはブルックリンで暮らしていた。そのときでは毎日地下鉄でワシントン・スクエアまで大学生のように乗車し、そこを起点にマンハッタンを歩きまわっていた。

そして、コダック・カラーフィルム16mmを内蔵した最も小さいカメラを携え、おそらく日本から持ち込んだフィルム2本を大事に使っていた。昔では高価なフィルムでもあり(つまり1ドルが倍高かったので)、大切な友達をスナップしたり、好きな風景を撮ったりしていたようだった。ほんとうに久しぶりの写真をつくづく見ると、世界貿易センタービル一対のぼけた写真が一番好きになった。

「つれづれ写真日記」のコラムでは、昔のこと、最近のこと、今日のことなどを系統だてるものにはせず、「つれづれなるままに」書こうと思っている。しかしこの初回コラムでは、やはり一番昔の810719NY記憶を再起動しながら進めよう。